「廊下は必要だろうか」というところから家造りを考えました。昔住んでいた家には長い廊下がありました。どこの部屋に行くのももちろん廊下を通りますが、そもそも「現代の家に廊下が必要なのか」それを悩んだのです。
廊下スペースって広い家ならあっていいけれど狭い家には不要です。廊下で遊ぶわけじゃなくただの通路・・・。昔は廊下の一角に電話を置いて家族に話していることを聞かれないのが気に入っていましたが、廊下に電話を置くと冬は寒く夏は暑いです。
それに突然誰かが部屋から出てくることもあるし、いろいろ考えて「廊下は最小限でいい」ということになり、ハウスメーカーも快く廊下が少ない家を造ってくれたのです。
でも実際に住んでみるとなんかヘン・・・。廊下がある家に住んでいたからなのかもしれませんが、隣の部屋に行くのに1階はリビングを通らなくてはいけないのです。2階はもっと不便。各自の部屋に行くための廊下がないので中央の部屋を通るのです・・・。